杉ウイメンズクリニック

スペース スペース

不育症、習慣流産、反復流産 杉ウイメンズクリニック | 院長コラム

【メディア】5月14日の東京新聞、中日新聞に掲載された不育症記事と、不育症治療の保険適応と助成金について。

2010/05/14

先週に引き続き、本日も東京新聞、中日新聞に不育症が紹介されました。私の発見した抗PE抗体に関して解説があります。


opi-rina.chunichi.co.jp/topic/20100514-1.html


www.tokyo-np.co.jp/article/living/health/CK2010051402000072.html


ヘパリン療法は今のところ、保険が通る見込みはありません。正確に言うと、抗リン脂質抗体症候群の不育症患者に対するヘパリン療法は、保険が適応となるのですが、自己注射は認められていません。妊娠中10ヶ月間入院し、点滴でヘパリンを投与すれば保険が通ります。また、近々、皮下注射用のヘパリン製剤も保険が通りそうですが、これも在宅自己注射ではなく、病院で医師や看護師が12時間毎に注射をしなければなりません。したがって、ヘパリンの在宅自己注射療法に保険が適応される見通しは全くありません。そこで、私は不育症治療に不妊症と同様助成金制度を導入する事を目指しています。今回の取材に協力したのは、その事を公に意見したかったからです。記事にしてくれた東京新聞、中日新聞に感謝です。
皆で助成金制度に向けて頑張りましょう。


スペース