杉ウイメンズクリニック　新横浜：不育症・習慣流産・子宮内胎児死亡・死産｜院長コラム

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カナダ、トロントでの国際血栓止血学会参加報告

2015/06/27

６月２０日から２５日まで休診して、カナダ、トロントで開催された国際血栓止血学会に参加し、講演をしてきました。皆さんにはご迷惑をおかけしましたが、お蔭さまで大きな成果がありましたので、報告します。この学会は、世界中から血液凝固を専門とする科学者、医師が何千人も出席する、大きな学会です。ほとんどの参加者はポスターでの発表ですが、選ばれた人のみが、１０分間口演発表できます。今回私は、３０分の講義を依頼されて出席しましたので、破格の扱いです。
プログラムの写真を貼ります。右下に私の演題があります。
www.sugi-wc.jp/column/webdir/130.html
講演の写真です。写真上は、会場がガラガラに見えますが、縦に大きな会場で、前２列は空いていますが、この後ろから満員で、何百人かいました。日本人は、ほとんどいませんでした。第XII因子やキニノーゲンに興味がある世界中の研究者が集まったと思います。
www.sugi-wc.jp/column/webdir/131.html
この分野の第１人者である、イギリス人のEmsley教授とも仲良くなりました。彼が、招待してくれました。私の抗第XII因子抗体と流産の話は、斬新で面白いそうです。この教授は、日本のアニメの大ファンで、NARUTOが特に好きだそうです。今後、共同研究をしたいと思います。
www.sugi-wc.jp/column/webdir/132.html
セルビア人の研究者からも、共同研究を申し込まれました。
講演の後の質疑応答が１０分間あり、英語はあまり得意では無いのですが、伝えたい事が沢山あり、会場からの質問も多く、言いたい事は全て話せました。講演時間内に言えなかった事も話す事ができ、良かったです。

以上、学会報告でした。

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