杉ウイメンズクリニック

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不育症、習慣流産、反復流産 杉ウイメンズクリニック | 院長コラム

現在の初診予約状況について

2010/09/02

現在、初診予約は来年の2月の頭です。丁度、5ヶ月待ちを忠実に守っているようです。
予約の電話をかけ、予約は来年ですと言われてそうですかと平気な人はいない。何とかならないのかという苦情もあります。しかしながら、1ヶ月100人の初診をこなしていて、500人の初診待ちがあります。先週、学会で全国の不育症専門医と会いましたが、当院の初診患者数は他院の5倍ぐらい多いそうです。
しかしながら、実際は、キャンセルも多いので、2~3ヶ月待ちで済んでいる人が多い印象です。当院の実質の予約待ちは、決して5ヶ月ではありません。大学の初診ですと、待たずに直ぐに診ます。しかし、流産の1ヶ月後に1回目の検査を行い、結果が1ヶ月後に分かり、2回目の検査を行い、結果が1ヶ月後に分かり、方針が立ちます。結局、流産後、3ヶ月で不育症の診断、治療方針が決まります。当院の場合、実質3ヶ月待ちますが、大学と異なり、小回りがきくので、検査は1回で終わり、結果は2週間ぐらいででます。要するに、初診受診までは待たされますが、診断、方針決定までの時間は結局他大学とほとんど変わりません。流産後、3回ぐらい生理を見てから次回妊娠が許可されますので、3ヶ月後に次回妊娠の方針が決まれば、時間のロスはほとんどありません。
初診の予約が最初は5ヶ月後になってしまい、キャンセル待ちで2ヶ月ぐらい早まるというのも困ったものですが、少ない不育症専門外来を複数かけもちで並んでいる人がいるからだと思います。別にそれはそれで気持ちは分かるのですが、せめて他院で診てもらい、当院受診の必要が無くなった時は、早めのキャンセルをお願いします。ドタキャン防止のため、予約の1週間前に当院から確認電話をしているのですが、その時に受診すると言いながら、前日に都合が悪くなったとキャンセルする人が若干います。明日も、それで枠が空いています。朝、キャンセル待ちの人に電話し、直ぐに来院可能な人を探す予定です。
阪神淡路大震災の時、1人で何度も列に並んだ人がいたため、全員に行き渡るはずだった食料が足りなくなり、問題になった事を思い出させます。
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