杉ウイメンズクリニック　新横浜：不育症・習慣流産・子宮内胎児死亡・死産｜院長コラム

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現状報告

2011/03/16

現在、ほとんど通常通りの診療を行っています。意外と皆さん、キャンセルもせず、遠方の県から車や新幹線で通院されています。当院の電子カルテも、明日には完全復旧の予定です。
地震の時に倒れて動かなくなった電子カルテを、担当の方が交通機関が麻痺しているにも関わらず、直ぐにかけつけて新しいコンピューターと交換してくれました。
検査会社も頑張っています。当院の担当の方は女性なのですが、地震の日はエレベーターが止まっていたのでドライアイスの入った大きな鞄を抱えて当院のある7階まで皆さんの凍結血漿を回収しに階段で来てくれました。15階にあるクリニックにも登ったそうです。当院は採血した血液を即座に遠心分離して血小板を除去して血漿を急速冷凍していますので、そのまま検査会社に運ぶ事が非常に重要なので、とても助かります。
災害時でも、通常通りの診療が出来るのは、多くの方の陰の地道な努力があります。日本人は本当にすごい民族です。海外で暮らしたり、海外の研究者との交流経験のある私は、そう思います。馬鹿正直、真面目は海外では馬鹿にされがちですが、馬鹿にする方がおかしいのです。それが今、証明されています。
皆さん、日本に生まれて良かったね。

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