杉ウイメンズクリニック

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不育症、習慣流産、反復流産 杉ウイメンズクリニック | 院長コラム

現在の初診予約状況、厚労省不育症研究班の提言など、近況報告。

2011/04/14

地震の後、何となく外来の状況などが落ち着きません。
初診予約は、地震の後若干減少し、キャンセルも多く、現在は5ヶ月待ちではなく、4ヶ月から4ヶ月半待ちぐらいです。キャンセル待ちをすると、もっと早まります。不育症学級も、まだ来月は空きがあります。本日も不育症学級を開催しましたが、3人ほど欠席されました。連絡も無かったので、被災されたのではないかと心配しています。
予約のキャンセルも多く、地震のため来院できなくなった人が多々いらっしゃいます。以前は東北、福島県からの来院も多かったのですが、現在は皆無です。

3年前から参加していた厚生労働省不育症研究班の研究は、3月で無事終了しました。研究成果は、HPに詳しく載っていますので、参照下さい。
fuiku.jp/
非常にいろいろな成果があがり、なんと同時進行していた全ての厚労省研究の中で、学術的評価、行政的評価のどちらも1位の、堂々の総合1位に評価されました。日本の不育症研究のレベルの高さを示したと思います。また、最後に総括として、皆さんに対して提言をまとめました。ご覧下さい。
fuiku.jp/common/teigen002.pdf
スクリーニングも不十分で過剰な医療が行われているケースもあるため、今回の厚労省不育症研究班の指針を参考にし、適切な不育症診療を行う事が求められています。
私が発見した抗PE抗体も全国調査で検討され、アスピリン、ヘパリン療法の有用性が確認されました。非常に重要な知見と思います。今後の診療に生かしたいと思います。表6を参照下さい。
fuiku.jp/report/data_2022/2022_01.pdf

また、杉ウイメンズクリニック不育症研究所発の研究成果も是非参照下さい。
fuiku.jp/report/data_2022/2022_29.pdf

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