杉ウイメンズクリニック

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当院における新しい着床障害検査について
2015/11/15(日)
当院研究所では、着床障害の研究を行っています。その結果、着床障害の中には、不育症と同じリスクファクターを持つ人が多く存在することが分かって来ました。当院の統計では、着床障害のリスクファクターの中で、特に第XII因子欠乏とプロテインS欠乏が多く、着床障害の二大リスクファクターと位置付けています。何故、第XII因子とプロテインSという、一見、何の関連も無い因子がクローズアップされたのか、非常に不思議でしたが、最近の当院研究所の研究により、その理由が分かってきました。第XII因子とプロテインSの共通点は、どちらもEGF (epidermal growth factor)様の領域が有ることです。この領域は、成長因子として子宮、胎盤の血管新生に重要な役割を果たしていると言われています。そして、当院の研究で、着床障害、不育症患者の中には、この領域を認識する自己抗体を持っている人が多くいる事が分かってきました。今週開催される日本生殖免疫学会で発表予定です。第XII因子やプロテインSに対する自己抗体があると、第XII因子欠乏、プロテインS欠乏を引き起こしますが、本当の着床障害、不育症のリスクファクターは、第XII因子とプロテインSEGF様領域を認識する自己抗体であろうと考えています。当院では、これらの自己抗体の検査が可能なので、不育症だけでなく、何度良好胚を移植しても結果が出ない着床障害の人たちのブレークスルーになる事を期待しています。
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