杉ウイメンズクリニック

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抗第XII因子抗体、抗プロテインS抗体ーAMEDの研究費で当院で行っている着床障害の研究について。
2017/01/29(日)
今年度に続き、来年度もAMEDの研究費が当院研究所に配分される事になりました。これで、来年度も着床障害の研究が続行できます。
当院では、着床障害患者に、抗第XII因子抗体と抗プロテインS抗体が多く見出される事を報告しました。第XII因子とプロテインSの共通点は、どちらもEGFという成長因子の領域を持つ事です。このEGFが着床、妊娠に重要な子宮内膜や胎盤の血管新生を促している様です。当院研究所の基礎的研究によると、どちらの抗体も、このEGF領域を認識する事が明らかになってきました。さらに、着床に必須の物質として、子宮内膜には、HB-EGFというものがあります。このHB-EGFも、EGFの仲間で、これが無いと着床障害になります。抗第XII因子抗体と抗プロテインS抗体は、このHB-EGFも認識する事が最近の当院の研究で示唆されました。したがって、これらの抗体がHB-EGFを邪魔して着床障害の原因になっていると当院は考えています。当院では、これらの抗体を検査していますし、陽性であった着床障害患者に対し、理論的に有効と思われる治療を行ったところ、良い感触が得られています。当院の研究は、何度、良好胚を移植してもうまく行かない着床障害患者のブレークスルーになるかも知れません。
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