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RSウイルス母子免疫ワクチンについて。 |
2024/07/15(月) |
最近、RSウイルスワクチンの質問を時々受けます。RSウイルスは、生後6ヶ月未満で感染すると重症化し易い事が知られています。有効な治療薬はありませんので、予防が重要です。今年5月から、RSウイルス母子免疫ワクチンが施行可能となりました。適応症は、「妊婦への能動免疫による新生児および乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患の予防」であり、用法は妊娠24週~36週の妊婦に1回筋肉接種です。 乳児のRSウイルス感染症に対して、出生後に乳児に抗体薬を投与する予防法もあります。RSウイルス母子免疫ワクチンを接種している場合は、抗体薬を出生直後児に投与する事は原則的に行いません。これらが重複した場合の副作用などは明らかになっていません。そのため、妊娠中にRSウイルスワクチンを接種した妊婦は小児科医師にその事を伝える事が重要です。ご注意下さい。 |
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