杉ウイメンズクリニック

スペース スペース

インフォメーション

当院着床障害患者で、当院独自の検査であるEGF関連自己抗体の陽性率が47.2%もいました。治療成績もかなり良好です。
2025/03/15(土)
EGF(上皮成長因子)は、子宮内膜や胎盤の血管新生を促し、着床、妊娠維持に重要な役割を果たしている事が分かっています。当院が開発した抗第XII因子抗体、抗プロテインS抗体、抗EGF抗体は、全てEGF系を認識し、EGF系を破綻させて着床障害や不育症を引き起こす可能性があります。着床障害患者において、これらの自己抗体が陽性の人は、39.1%もいて、治療により、良好な妊娠率の改善が見られた事は、既に報告した通りです。特に、6回以上移植して着床しなかった人の8割が、治療で2回以内の移植で妊娠しました

 www.sugi-wc.jp/news_disp.cgi

 www.sugi-wc.jp/news_disp.cgi

今回我々は、抗PS/PT抗体もEGF系を認識する事を解明し、国際医学雑誌に発表したばかりです。
www.sugi-wc.jp/news_disp.cgi
着床障害患者におけるこの抗PS/PT抗体の陽性率は、15.5%であり、これもEGF関連自己抗体に入れると、当院の着床障害患者におけるEGF関連自己抗体の陽性率は47.2%でした。着床障害の原因は、不明の事が多いですが、当院独自の検査で、新たな原因が解明出来そうです。

 

詳細は、日本生殖医学会、国際生殖医学会、日本不育症学会シンポジウムなどで発表予定です。

スペース
スペース