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RSウイルス母子免疫ワクチンについて【過去コラムより】

ホームページリニューアルに伴い、過去に掲載したコラムを引っ越しました。

RSウイルスワクチンの質問を時々受けるので、簡単に説明します。

RSウイルスは、生後6ヶ月未満で感染すると重症化し易い事が知られています。
有効な治療薬はありませんので、予防が重要です。
2024年5月から、RSウイルス母子免疫ワクチンが施行可能となりました。
適応症は、「妊婦への能動免疫による新生児および乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患の予防」であり、用法は妊娠24週~36週の妊婦に1回筋肉注射による接種です。

乳児のRSウイルス感染症に対して、出生後に乳児に抗体薬を投与する予防法もあります。
RSウイルス母子免疫ワクチンを接種している場合は、抗体薬を出生直後児に投与する事は原則的に行いません。
これらが重複した場合の副作用などは明らかになっていません。
そのため、妊娠中にRSウイルスワクチンを接種した妊婦は、小児科医師にその事を伝える事が重要です。
ご注意下さい。

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