日本受精着床学会シンポジウムで、アスピリンは着床を妨げない事を確認しました。
先日、日本受精着床学会が開催され、当院はシンポジウムで講演しました。その中で、アスピリンが着床を妨げる可能性があるのかについてのディベートがありました。
当院と、山田先生のグループが月経5日目からアスピリン開始して良好な妊娠成功率を出している事、国際的にもアスピリンの副作用で着床率、妊娠率が悪くなるという報告は無い事などの説明があり、他のシンポジストや会場からそれに対する反論は特にありませんでした。
当院の検査で異常のあった人に、月経5日目からアスピリンを開始すると、良好な妊娠率が得られる事について、会場のコンセンサスが得られたと思います。但し、異常のない人にアスピリンを投与する事は私も反対であると申し上げました。
不育症の場合は、アスピリンの目的は流産予防なので、着床が終わってからアスピリン開始で良いですが、着床障害の場合は、着床を促す目的で月経5日目からアスピリンを開始するのに、着床が終わってから飲むべきだと言う意見は、意味が不明でした。