杉ウイメンズクリニックでは、不育症・着床障害の検査と診断を、初診と結果説明の2回の受診で完結できるよう体制を整えています。
ここでは初めて受診される方の予約から検査・診断までの流れをご案内します。
初診の流れ(1回目)
初診では、これまでの妊娠経過や流産・不妊治療の状況を詳しくお伺いし、必要な検査を行います。
問診票や過去の検査データをご提出いただいた上で、医師による診察(内診を含む)と採血を実施します。
実施した検査の結果はすぐには出ないため、この日の診察で治療を始めることはありません。
検査結果が揃う3~4週間後を目安に結果説明のご予約をお取りいただきます。初診は「検査を受ける日」とお考えください。
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STEP1
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STEP2
来院準備
下記書類をご準備ください
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問診票:WEB問診票で必要事項をご記入の上、受診前に送信してください。
- 他院で受けた検査データやエコー写真がお手元にあればご持参ください。
※紹介状・診療情報提供書は不要です。 - マイナ保険証
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STEP3
来院・受付
予約時間の15分前にご来院ください。
所要時間は1〜2時間程度です。 -
STEP4
予診
問診票をもとに助産師・保健師が予診を行います。
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STEP5
診察
院長が問診、超音波検査を実施し、血液検査の説明を行います。
初診日の3~4週間後に検査結果をご説明します。
診察終了時に次回の予約をお取りします。 -
STEP6
採血・検査
不育症・着床障害に関連する血液検査を行います。
検査前日の夕食から脂肪分の多い食事は控えてください。 -
STEP7
お会計
現金またはクレジットカードでのお支払いが可能です。
不育症・着床障害検査全項目を検査した場合、費用は約14万円です。
結果説明の流れ(2回目)
初診で行った血液検査や内診の結果をご説明します。
不育症や着床障害の有無、リスク因子の有無を確認し、診断に基づいて今後の治療方針をご案内します。
治療が必要な場合には、患者さまごとの状態に合わせた方法をご提案します。
結果説明は「検査結果を聞き、治療方針を決める日」です。
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STEP1
検査結果の説明
初診で行った血液検査などの結果をご説明します。
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STEP2
診断と治療方針のご案内
結果に基づき、不育症・着床障害のリスク因子の有無を確認し、今後の治療方針をご案内します。
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STEP3
処方・療法指導
必要に応じて助産師・保健師から治療方針の説明を行います。
特に、低用量アスピリン療法・ヘパリン療法方針となった患者さまには、治療方法や治療スケジュールについての追加説明や初回指導を助産師・保健師から行います。 -
STEP4
お会計
紹介状や各自治体の不育症助成金申請書類は郵送対応が可能です。
受付にお声掛けいただくか、後日WEBお問い合わせまたはお電話でご相談ください。
再診の流れ
処方をご希望の方
再診では、処方のみを目的とした受診も可能です。状況に応じて対応が異なります。
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非妊娠時(アスピリン療法方針の方)
近医でアスピリンの処方が受けられない場合、当院で処方いたします。
前回の検査から2年以上経過している場合は必要な項目を再検査しデータ更新のうえ処方を行います。
事前に電話でご予約をお取りください。
なお、お薬の郵送対応は行っておりません。 -
アスピリン療法を行っている妊婦の方
妊婦健診・分娩先で処方ができない場合、当院で胎児に異常がないことを診察したうえで処方いたします。
事前に電話でご予約をお取りください。 -
ヘパリン療法方針の方
胎嚢確認後に、自己注射の指導予約をお取りいただきます(木曜・土曜は指導不可)。
ヘパリン治療の開始タイミングや治療スケジュール等詳細については、結果説明時にお渡しした書類をご確認ください。
次子妊娠に向けて治療方針の確認をご希望の方
出産によって体質が変化することがあります。
そのため、前回の検査で問題があった項目を中心に再検査を行い、改めて治療方針を確認することが必要です。
卒乳後であれば検査可能です。
事前に採血日のご予約をお取りください。
ご相談をご希望の方
当院を受診された後でも、流産を経験された場合などには治療方針の見直しが必要となることがあります。
「追加検査を行うべきか」「治療内容を変更すべきか」といった個別のご相談も承っております。ご予約を取り、再診時に医師へお伝えください。
注意事項
- 妊娠中や流産後1か月以内は検査ができません。
- 初診・再診ともにお子様連れでの来院はご遠慮ください。
- 医療DX推進のため、マイナ保険証の利用を推奨しています。
- 予約をキャンセルされる場合は、電話かお問い合わせフォームでご連絡をお願いいたします。