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| 初診の予約待ちの方への注意事項 |
| 2010/07/01(木) |
初診予約をキャンセルされる方は、必ず電話を下さい。早ければ早いほど助かります。病気などで当日キャンセルの場合も、電話を下さい。２時間あれば、別のキャンセル待ちの人が来院可能です。大勢の方が、予約を待っています。医者には医道があり、患者には患者道がある事をお忘れなく。
最近、初診予約がかなり先なので、待っている間に妊娠される方がいます。
この場合、当院の初診予約をキャンセルして頂く可能性があります。
妊娠すると、多くの不育症検査、特に血液凝固系検査は出来なくなります。ホルモンの影響を受けて正しいデータが得られないからです。したがって、妊娠してから当院の検査を受けても、正しい診断、治療方針の決定を行う事が出来ません。
また、検査を行っても、結果が出て方針が決まるまで時間がかかりますので、それから治療方針を決定し、治療を開始しても間に合いません。
以上の理由で、妊娠された場合は当院にて出来る事はほとんどありませんので、例外を除き、原則として初診の予約をキャンセルとさせて頂いています。
この方針は、厳しいと思われる方もいるかもしれません。正直、院長も心が揺れています。しかしながら、検査、診断を省いて、根拠のない治療を行う事は、当院の基本理念に反します。検査にこだわりを持ち、適切な診断の基に適正な診療を行う事は、当院に限らず全ての医師の目指すところです。外来が空いていればともかく、これだけ多くの方をお待たせしている状況ですと、心を鬼にする必要も時にはあります。最近のERで取り入れているトリアージという概念です。当院も不育症の最前線の野戦病院です。
不妊治療などを行っている方は、ホルモン剤、排卵誘発剤の注射などを行っている場合は、妊娠中と同様、検査が出来ない事があります。実力を知る為にも、無治療時の検査をお勧めします。不明な点に関しては、電話でお問い合わせ下さい。
ホルモンが不育症検査に与える影響は無視できません。正しい診断、治療のためご理解、ご協力のほどよろしくお願い致します。 |
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