杉ウイメンズクリニック

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インフォメーション

当院に於ける着床障害の治療成績は極めて良好です。6回以上移植して妊娠しなかった人の約8割の人が、当院の検査、治療で2回以内の胚移植で妊娠しました。(先月の報告よりも症例数を大幅に増やして計算し直しましたのでデータを差し替えます)
2023/08/12(土)
胚移植をして3回以上 (3-12回、平均3.9回)着床しなかった着床障害患者110人に対し、当院の精密検査を行い、治療しました。平均年齢は38.9才でした。胎嚢確認をもって妊娠と定義しました。

43.6%の人が、治療後1回目の移植で妊娠しました。平均年齢 38.3才。
20.0%の人が、治療後2回目の移植で妊娠しました。平均年齢 37.7才。
合わせると、63.6%の人が、2回目の移植までに妊娠した事になります。

胚移植を6回以上して着床しなかった人は14人いて、当院の検査後に、その内7人(50%)は1回目、4人(28.6%)は2回目の移植で妊娠出来ました。

胚移植12回して着床しなかった39歳の方は、当院の凝固系検査で異常を認め、アスピリン投与のみで1回目の移植で無事妊娠し、現在妊娠経過順調です。

当院は、不妊治療は行なっていないので、今まで当院受診後の体外受精の治療成績を正確に把握できませんでしたが、今回、不妊クリニックの協力で、正確な追跡調査が出来ましたので、ここに報告します。上記の患者さんは、全て不妊クリニックから当院に紹介された方で、当院で検査、治療方針を出した後、不妊クリニックで胚移植をしました。
慢性子宮内膜炎、当院の精密検査、正常な受精卵の3項目を押さえれば、アスピリンを効果的に使用するだけで良好な結果が得られます。それ以外の過剰な検査や治療は、不要です。
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