杉ウイメンズクリニック

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 当院の着床障害患者の39.1%が、当院独自の血液検査で陽性でした。
2023/09/17(日)
2023.8.12.の記事で、当院の着床障害患者110人の治療成績の報告をしましたが、今回、検査で陽性になった項目を検討しました。
一番多かったのは、抗プロテインS抗体で20.9%、二番目が第XII因子活性低下で18.2%、三番目が抗EGF抗体で16.4%、四番目と五番目がループスアンチコアグラントと抗PS/PT抗体で15.5%、六番目が抗カルジオリピン抗体で14.5%でした。
当院でしか測定できないEGF関連項目、即ち、抗EGF抗体、抗第XII因子抗体、抗プロテインS抗体が陽性であった人は、39.1%でした。当院独自の検査が、非常に重要である事が分かります。
これらの人達に治療を行ったところ、良好な成績が得られた事は、先日報告した通りです。大切なのは、診断です。診断しないで思い付きの治療を試しても良い結果は得られません。また、当院の検査で異常なしの診断の場合は、慢性子宮内膜炎など、他の原因が見つかる事が多いです。異常があっても無くても、正しい診断は成功への近道です。
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