杉ウイメンズクリニック

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自己抗体を介したEGF系の破綻が着床障害、不育症を引き起こすと言う新しい仮説について。
2024/05/04(土) NEW
当院が測定法を開発した抗第XII因子抗体と抗プロテインS抗体は、EGFを認識する事は既に論文で発表しました。EGFは、成長因子であり、子宮内膜や胎盤の血管新生を促す作用があります。それを自己抗体が認識して、子宮内膜や胎盤形成を邪魔し、着床障害や不育症を引き起こしている可能性があります。そこで当院は、EGFそのものに対する自己抗体の測定法を開発し、抗EGF抗体の測定を行っています。最近、抗PS/PT抗体もEGFを認識する事が分かりました。当院でしか検査出来ない、抗EGF抗体、抗第XII因子抗体、抗プロテインS抗体と、抗PS/PT抗体は、EGF系を認識する自己抗体として、EGF系を破綻させ、着床障害、不育症を引き起こしている可能性があります。他院で検査している第XII因子活性、プロテインS活性検査では分からない着床障害、不育症の新しい原因、治療を発見、開発する為、目下研究中です。
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